お知らせ

中学生のみなさんへ ~登米高校のキャリア支援(第6回)~

 第6回はものづくりや建築など地域の産業を支える人材育成についてです。

 みなさんは「職業能力開発大学校」という名称を聞いたことがありますか?全国各地に設置されており,「ものづくりのプロとなるための専門知識と技能・技術の教育訓練」を行っている学校です。専門知識の学習に加えて実習や実技が充実しており,実社会に出た際の即戦力として期待される人材を育てています。産業界からの期待はとても高く,高い就職率を誇っています。

 東北地区では登米市の隣である宮城県栗原市の築館に「東北職業能力開発大学校」が設置されており,専門課程(2年)4学科と応用課程(2年)4学科があります。登米高校からも毎年進学しています。駐車場もあるため登米市内から車で通っている卒業生もいるそうです。なお,秋田と青森に附属の職業能力開発短期大学校が設置されています。

「職業能力を身につける」ということは,将来はものづくり(製造業)や建設業などで活躍していくこととなります。それらの業界,仕事や関連する資格についてよく調べることが重要です。

 大学などとは少し異なる部分もあるので,学校をよく知ることが不可欠です。オープンキャンパスや学校説明会などではとても丁寧に,わかりやすく説明いただけるので,高校生になったらぜひ参加しましょう。登米高校付近で開催される進学相談会で説明いただいたこともありました。

入試については他の学校と同様で,よく内容を理解して準備を進めていくことで合格につながります。今年度は一般推薦,自己推薦などで受験し,努力を重ねて合格をつかみました。登米高校では面接練習や書類作成などで担任の先生を中心に準備の支援をしました。

 

ところで,「大学」ではなく「大学校」という名前が少しわかりにくいかもしれません「職業能力開発大学校」は「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が運営しており,東京に「職業能力開発総合大学校」が置かれ,全国各地に9校の「職業能力開発大学校」と15校の「職業能力開発短期大学校」が設置されています。

 

なお,宮城県では県立の高等技術専門校を設置しており,仙台,白石,大崎,石巻,気仙沼の5校があります。