登米高校からのお知らせ
中学生のみなさんへ ~登米高校のキャリア支援(第5回)
第5回は看護・医療系への支援について紹介します。大学,短期大学や専門学校で養成課程を修了し,国家試験に合格して資格を取得し就職する流れとなります。
登米高校の今年度の卒業生には,看護師,理学療法士,言語聴覚士,視能訓練士,歯科衛生士,臨床工学技士などの看護・医療系の仕事に就くことをめざして大学,短期大学,専門学校へ進学した人がいました。過去には養護教諭,作業療法士,歯科技工士,診療放射線技師などの分野に進んだ卒業生もいました。病院で看護助手として働きながら准看護師の資格を取得し,その後,准看護師として勤務しながら高看で学んで看護師の資格を取得した卒業生もいます。(准看護師になるための学校は大崎,石巻,一関に設置されています。)
看護・医療系の進学を考えていく上で,医療に携わるという強い意志と人の命にかかわる覚悟が必要となります。時には厳しい現実に直面することもあるのが医療現場であり,生半可な気持ちで医療に携わることはできないものです。その反面,コロナ禍においてその重要性が高まっていることも事実です。そのこともあってか,入試を突破するためには学力の向上が欠かせません。また,多くの学校で面接試験が設定されており,入試も生半可では済まない特徴があります。
登米高校では外部講師や進路指導部教員による講話,看護系の模擬試験や面接対策講座,小論文や面接の個別指導を実施しています。また,10月のキャリア講話では看護師の方に毎年お話しいただいています。今年度は1月の職業人インタビューでも看護師と理学療法士の方にご対応いただきました。過去には看護系の受験対策講座,大学の出前講座(救命講座,理学療法講座)や赤十字講習(幼児安全法(短期講習))を行ったこともあります。
中学生のみなさんで看護や医療に関する仕事を検討している人は,次の4点を検討してみてはいかがでしょうか? 進路を考えるヒントになれば幸いです。
① 自分の理解を深める。(長所,得意なこと,特技,学業や部活動など学校生活で学んだことなどを検討していきましょう。家族や友人の意見も参考になります。)
② 仕事への理解を深める。(仕事内容や勤務内容,資格取得の方法等を必ず確認します。仕事をしていくうえで必要となる能力なども幅広く情報収集しましょう。)
③ ①や②を踏まえた現実的な検討(家族や先生方,友人の意見も参考にして考えをまとめていくことも効果があります。)
④ 学力の向上(進学するためには学力の向上が必須です。毎日の学習(授業と家庭学習)を大事にしていくことがよりよい仕事につながります。)